“帳箪笥”の読み方と例文
読み方割合
ちょうだんす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
久兵衛はその人に言い付けて、帳箪笥ちょうだんすの横手にある戸棚とだなから紙包みを取り出させた。その上に、「御誂おあつらえ、伊勢久」としてあるのを縫助の前に置いた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
けやき材を用いて、これに頑丈がんじょうな鉄金具をまとわせ立派な技を見せました。千石船の禁止と共にその種の船箪笥ふなだんすは終りましたが、箱造りの技は続き、主に衣裳箪笥や帳箪笥ちょうだんすを作り始めました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)