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帒
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ふくろ
ふりがな文庫
“
帒
(
ふくろ
)” の例文
かれその菟、大穴牟遲の神に白さく、「この八十神は、かならず
八上
(
やがみ
)
比賣を得じ。
帒
(
ふくろ
)
を負ひたまへども、汝が命ぞ獲たまはむ」
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
かきあみとは
攩網
(
すくひだま
)
なり、鮏を
攩
(
すく
)
ひ
捕
(
と
)
るをいふ。その
攩
(
すく
)
ひ
網
(
だま
)
の作りやうは又ある木の
枝
(
えだ
)
を
曲
(
ま
)
げあはせて
飯櫃
(
いひびつ
)
なりに作りこれに
網
(
あみ
)
の
帒
(
ふくろ
)
をつけ、長き
柄
(
え
)
ありてすくふたよりとす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
で、女房の贈答の巧みなのに対して、法師の唱和に馴れてゐた事実も説明はつく。説経僧が、即座に歌を詠んで、聴問衆を感動させた例は、
帒
(
ふくろ
)
草子・今昔物語などに見えてゐる。
女房文学から隠者文学へ:後期王朝文学史
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
避りし
所以
(
ゆゑ
)
は、その八十神おのもおのも
稻羽
(
いなば
)
の
八上
(
やかみ
)
比賣
二
を
婚
(
よば
)
はむとする心ありて、共に稻羽に行きし時に、
大穴牟遲
(
おほあなむぢ
)
の神に
帒
(
ふくろ
)
を負せ、
從者
(
ともびと
)
として
率
(
ゐ
)
て往きき
三
。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
帒
部首:⼱
8画
“帒”を含む語句
書翰帒
烟艸帒
紙帒
韓帒