“差障”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしさわ70.0%
さしさは30.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
割れ目のところでカチカチと鳴りますが、先ずは大した差障さしさわりなく針が滑って、国府老人のわけの判らぬ遺言が始まります。
「今度は失敗談です。これは吉川君も安達君も関係がありますから、差障さしさわりのところは含んで置いて戴きます」
求婚三銃士 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「話は少し差障さしさはりがありますが、くはしく申上げないと、お解りにならないかも知れません。どうぞ、暫らくお許しを願ひます」
親を失つてなげいてゐるものや、生活に何の差障さしさはりもないのに、人と争ひ、人を憎んでゐるものの苦しみです。かういふ苦しみから、人々を救はねばならないと、私は思ふのです。
良寛物語 手毬と鉢の子 (新字旧仮名) / 新美南吉(著)