“川村太吉”の読み方と例文
読み方割合
かはむらたきち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちひさきかみ川村太吉かはむらたきちかいりたるをよみみて此處こゝだ/\とくるまよりりける、姿すがたつけて、おゝ番町ばんちやう旦那樣だんなさまとおさんどんが眞先まつさきたすきをはづせば、そゝくさは飛出とびだしていやおはやいおいで
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
つむぎの單衣に白ちりめんの帶を卷きて、鼻の下に薄ら髯のある三十位のでつぷりとふとりて見だてよき人、小さき紙に川村太吉かはむらたきちと書て張りたるを讀みて此處だ/\と車よりおりける、姿を見つけて
うつせみ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)