“山西”の読み方と例文
読み方割合
さんせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
りょうは、南下の野望がさかんで、つねに辺疆へんきょうおかしては、山東さんとう山西さんせいをおびやかし、河南かなん、河北をかすめ、またあらゆる手段の下に、いつかは物資文化の花ゆたかな宋へ攻め入って
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そのとしうるう九月、たま/\天文てんもんの変ありて、みことのりを下し直言ちょくげんを求められにければ、山西さんせい葉居升しょうきょしょうというもの、上書して第一には分封のはなはおごれること、第二には刑を用いるはなはしげきこと
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この統一の事業をうけついだ漢もまた異民族との混淆の著しい山西さんせいより起こった。すなわちここで黄河流域の民族は一新したのである。そうしてその社会構造をも全然新しく作り変えたのである。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)