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山根
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やまね
ふりがな文庫
“
山根
(
やまね
)” の例文
「うちの抱え芸者じゃが、あの翌る日に、急に、
仕換
(
しか
)
えをするというて、「
山根
(
やまね
)
」に変ったんで、妙なことに思うとった。こんな卑怯な芝居をしくさっとる」
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
右の
泊
(
とま
)
り山するは此地にかぎらず
外
(
ほか
)
にもする所あり。
小出嶋
(
こいでじま
)
といふあたり、上越後
山根
(
やまね
)
の
在々
(
ざい/\
)
にてもするなり。すべて
深山
(
みやま
)
にありて事をなすには山ことばといふありてこれをつかふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
段々
(
だら/\
)
下
(
お
)
りの
谿底
(
たにそこ
)
に、
蹲踞
(
しやが
)
むだやうな寺の建物が見え、其の屋根を見渡しに、ずつと向うの
山根
(
やまね
)
に
小
(
ちつ
)
ぽけな田舎家が
零
(
こぼ
)
れたやうに
散
(
ちら
)
ばつてゐて、
那様
(
あんな
)
土地
(
ところ
)
にも人が住むでゐるのかと思はしめる。
茸の香
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「よし、きみはさがっていたまえ。つぎは、
山根
(
やまね
)
君だ。ここへ来たまえ。」
宇宙怪人
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
染奴は、「
飛鳥
(
あすか
)
」から「
山根
(
やまね
)
」に仕換えして、相変らず、友田喜造と関係をつづけていたが、その夜は友田と逢ったのではなかった。三菱の宴会によばれたのである。
花と龍
(新字新仮名)
/
火野葦平
(著)
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
根
常用漢字
小3
部首:⽊
10画
“山根”で始まる語句
山根謙作
山根道雄