居堪ゐたま)” の例文
さうおもへば益〻ます/\居堪ゐたまらず、つてすみからすみへとあるいてる。『さうしてから奈何どうする、あゝ到底たうてい居堪ゐたゝまらぬ、這麼風こんなふうで一しやう!』
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
何かが私を居堪ゐたまらずさせるのだ。それで始終私はまちから街を浮浪し續けてゐた。
檸檬 (旧字旧仮名) / 梶井基次郎(著)