“小桜縅”の読み方と例文
読み方割合
こざくらおどし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まっ先にきた小桜縅(こざくらおどし)のよろい着て葦毛(あしげ)の馬に乗り、重籐(しげどう)の弓(ゆみ)を持ってたかの切斑(きりふ)の矢(や)を負い、くわ形(がた)のかぶとを馬の平首につけたのはあれは楠正行(くすのきまさつら)じゃ」
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
武田、田丸、山国、藤田諸将の書いた詩歌の短冊(たんざく)、小桜縅(こざくらおどし)の甲冑片袖(かっちゅうかたそで)、そのほかに小荷駄掛りの亀山嘉治(かめやまよしはる)が特に半蔵のもとに残して置いて行った歌がある。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
つれの家内が持って遣(や)ろうというのだけれど、二十か、三十そこそこで双方容子(ようす)が好(い)いのだと野山の景色にもなろうもの……紫末濃(むらさきすそご)でも小桜縅(こざくらおどし)でも何でもない。
若菜のうち (新字新仮名) / 泉鏡花(著)