“こざくらおどし”の漢字の書き方と例文
語句割合
小桜縅100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小桜縅こざくらおどしの胴丸に、五枚兜をわざと外し、丸鞘太刀を佩いている彼は、裏切りをした罪悪に、良心苦痛を覚えると見え、顔色蒼ざめ唇ふるえ、視線定まらずただあちこちと
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この外に文庫の出店でみせというような雑誌があった。柳浪が主宰した『小文学』と『江戸紫』と、水蔭が編輯した『小桜縅こざくらおどし』であって、いずれも明治二十五、六年頃の発行であった。
小桜縅こざくらおどしの鎧武者のうしろに身を潜め、息を殺して、屋外の物音に耳をすました。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)