トップ
>
小作
>
こづくり
ふりがな文庫
“
小作
(
こづくり
)” の例文
と云うから、
好加減
(
いいかげん
)
に御辞儀をして、
後
(
あと
)
から
尾
(
つ
)
いて行った。
小作
(
こづくり
)
な婆さんで、後姿の
華奢
(
きゃしゃ
)
な割合には、ぴんぴん
跳
(
は
)
ねるように
活溌
(
かっぱつ
)
な歩き方をする。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
旅籠町
(
はたごちょう
)
へ遂に妾宅まで買ってやった
沢次
(
さわじ
)
の
外
(
ほか
)
に、
日本橋
(
にほんばし
)
にも浅草にも月々きまって世話をした女があったが、いずれも
着痩
(
きやせ
)
のする
小作
(
こづくり
)
な女であった。
雪解
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
北
独逸
(
ドイツ
)
の人は男も女も牛の様に大きく
肥
(
ふと
)
つて一般に
赤面
(
あかづら
)
をして居る。
巴里
(
パリイ
)
や
倫敦
(
ロンドン
)
では自分達と同じ背丈の、
小作
(
こづくり
)
な、きやしやな人間の方が多いのに、
此処
(
ここ
)
ではどの男もどの女も仰いで見ねばならない。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
小作
(
こづくり
)
な体の様子がいかにも好いと思った。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“小作(小作制度)”の解説
小作制度(こさくせいど)とは、農民が生産手段としての土地をもたず、その土地の所有者や占有者から土地の使用権を得て農作物の生産に従事する制度。小作制度は土地の性格あるいは所有権や占有権の性格の差異によって多様な様相をもつ。
(出典:Wikipedia)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“小作”で始まる語句
小作人
小作米
小作料
小作女