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対照
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コントラスト
ふりがな文庫
“
対照
(
コントラスト
)” の例文
旧字:
對照
代表していた。そうしてこの自動車は進取主義も少し過激の方だ。背景が東海道の松原だから殊に
対照
(
コントラスト
)
が
際立
(
きわだ
)
っている
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
この余色の隈取は色の
対照
(
コントラスト
)
からくる網膜の錯覚からも起る現象であるが、この場合にはそれではなくちゃんとまとうの皮の上に着いている色なのである。
雑魚図譜
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
まるで
嬉
(
うれ
)
しがっている心臓のように、ぴょんぴょん
跳
(
は
)
ねていたが、それが私の沈んだ心臓と良い
対照
(
コントラスト
)
をした。
旅の絵
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
雨がザンザン降って、新緑の中に造花生花のさまざまの色彩がさながら絵のような
対照
(
コントラスト
)
をなしたという。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
気分の突如たる
対照
(
コントラスト
)
があり、錯雑する、大規模な、電光のような思いつきと巨人的な爆発とがある、これらはゲーテとツェルターとに恐怖を感じさせたところの特徴である
(40)
。
ベートーヴェンの生涯:02 ベートーヴェンの生涯
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
▼ もっと見る
殊に売子の急がしい哀れげな声は人をして自分の旅中にある寂しさをしみじみと自覚させる。新橋はそれと違ふ。
此処
(
こゝ
)
には調和と云ふよりも寧ろ旧都会と新市街との不可思議な
対照
(
コントラスト
)
がある。
新橋
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
これは前のパリサイ人の学者の偽善を責めた御言と、実に著しき
対照
(
コントラスト
)
であります。イエスは偽善を憎んで、真実を愛し給う。この貧しき寡婦のような真実な心をもてば、神を見ることができるのだ。
イエス伝:マルコ伝による
(新字新仮名)
/
矢内原忠雄
(著)
ずいぶんな
対照
(
コントラスト
)
だとその時にちょっとおかしかった。
話の種
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
「それは
売僧
(
まいす
)
の
巧
(
たく
)
み
凡
(
ぼん
)
ならずさ。
対照
(
コントラスト
)
のために
態〻
(
わざわざ
)
鳴らないところを拵えて置いてお上りさんに有難がらせるのさ」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「田代六さんは太っていますが、小男です。これは私の名吟ですよ。六さんの丈が低いと言わずに、一升徳利の方が高く見えると利かしたのです。
対照
(
コントラスト
)
の妙を極めていましょう?」
求婚三銃士
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「僕は乃木坂の帰りだ。恥じ入った。好い
対照
(
コントラスト
)
だもの、働き者と怠け者の」
勝ち運負け運
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“対照”の意味
《名詞》
対応するものを照らし合わせ比べること。
性質の違いが際立っていること。
(出典:Wiktionary)
対
常用漢字
小3
部首:⼨
7画
照
常用漢字
小4
部首:⽕
13画
“対照”で始まる語句
対照的