トップ
>
寺方
>
てらかた
ふりがな文庫
“
寺方
(
てらかた
)” の例文
わざとばかりの
饂飩振舞
(
うどんぶるまい
)
のあとには、隣村の
寺方
(
てらかた
)
、村の宿役人仲間、それに手伝いの人たちなぞもそれぞれ引き取って帰って行った。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
在方
(
ざいかた
)
の床下にあるものが、
寺方
(
てらかた
)
の床下に無いといふ法は無い。知恩寺の床下からは、つい
先日
(
こなひだ
)
食べ荒したばかりの魚の骨がどつさり出た。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「
在家
(
ざいけ
)
ではどんなことをするか知らんし、また
寺方
(
てらかた
)
でも白衣科と書くかどうか、そんなこと知らん。わしはわしの書きたいやうにするんや。」
ごりがん
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
寺方
(
てらかた
)
では
夏花
(
げばな
)
は盆のかかりまで、一夏中を通して立てておくというに反して、多くの民家では八日を過ぎれば卸して川へ流し、または乾かし貯えて雷鳴の日に
焚
(
た
)
いたり
年中行事覚書
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
是が
銘酒
(
めいしゅ
)
という語の起原である。酒は本来は女の造るものときまっていたのに、こういう銘酒の産地が、多くは婦人と縁のない
寺方
(
てらかた
)
であったということは、ちょっと珍しい現象である。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
“寺”で始まる語句
寺
寺院
寺内
寺泊
寺中
寺男
寺詣
寺町
寺島
寺門静軒