“てらかた”の漢字の書き方と例文
語句割合
寺方100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺方てらかたでは夏花げばなは盆のかかりまで、一夏中を通して立てておくというに反して、多くの民家では八日を過ぎれば卸して川へ流し、または乾かし貯えて雷鳴の日にいたり
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
是が銘酒めいしゅという語の起原である。酒は本来は女の造るものときまっていたのに、こういう銘酒の産地が、多くは婦人と縁のない寺方てらかたであったということは、ちょっと珍しい現象である。
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)