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寵姫
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おもいもの
ふりがな文庫
“
寵姫
(
おもいもの
)” の例文
照近江
(
てるおうみ
)
のお鯉という名は、時の宰相の
寵姫
(
おもいもの
)
となる
芽出度
(
めでた
)
き、出世登竜門の
護符
(
ごふう
)
のようにあがめられた。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
姿、容子、
化粧
(
つくり
)
の
奢
(
おご
)
り、身分のあるもののおてかけか
寵姫
(
おもいもの
)
か、およそ容易ならぬ女でした。
旗本退屈男:11 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
殊に際立って眼が
婀娜
(
あだ
)
っぽい! ハハアこいつだな、頸飾りを調べに偽フィリップ殿下のお供をして行った女は! そして公爵未亡人から、殿下の
寵姫
(
おもいもの
)
と思われている女は! と
頷
(
うなず
)
く。
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
「なあ、かわいそうじゃねえか——
公方
(
くぼう
)
さまの、
寵姫
(
おもいもの
)
とも言われたひとがよ——」
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
「そうでしょう? ですからわたしは、あの時の侍女こそ曲者だと踏んでますね。何かそこには
曰
(
いわ
)
く因縁があるとね。高い声ではいえませんが、もしかするとあの侍女こそ、殿下の
寵姫
(
おもいもの
)
ではなかろうかと、考えております」
グリュックスブルグ王室異聞
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
“寵姫”の意味
《名詞》
寵 姫 (ちょうき)
君主の気に入りの妾。
(出典:Wiktionary)
“寵姫(公妾)”の解説
公妾(こうしょう)は、結婚の秘跡に反するために離婚と並んで側室制度が許されなかったキリスト教ヨーロッパ諸国の宮廷で主に近世に採用された歴史的制度。'Maîtresse royale'(仏、英:Royal mistress、王の愛人)から訳された歴史用語。寵姫。
(出典:Wikipedia)
寵
漢検準1級
部首:⼧
19画
姫
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
“寵”で始まる語句
寵愛
寵
寵児
寵臣
寵遇
寵妃
寵者
寵幸
寵妾
寵用