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寒垢離
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かんごり
ふりがな文庫
“
寒垢離
(
かんごり
)” の例文
間もなく
寒垢離
(
かんごり
)
を取るような水の音、昼下がりの陽射しはポカポカするようでも正月四日の寒さに、水の音を聴いただけでゾッと
身顫
(
みぶる
)
いが出ます。
銭形平次捕物控:025 兵糧丸秘聞
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
寒垢離
(
かんごり
)
をして
骨
(
こ
)
ッぱいになった馬春堂が、
獅子舞
(
ししまい
)
の
遠囃子
(
とおばやし
)
を引っ立ててそこを逃げ出してから暫くして
後
(
のち
)
——。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
九字
(
くじ
)
を切るだのと申しまして、不思議なことをするのでありますが、もっともこの宗門の出家方は、始めから
寒垢離
(
かんごり
)
、断食など
種々
(
さまざま
)
な方法で法を
修
(
しゅ
)
するのでございまして、向うに目指す品物を置いて
湯女の魂
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
間もなく
寒垢離
(
かんごり
)
を取るやうな水の音、晝下がりの陽射しはポカポカするやうでも正月四日の寒さに、水のお音を聽いただけでゾツと
身顫
(
みぶる
)
ひが出ます。
銭形平次捕物控:025 兵粮丸秘聞
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「百度詣りも
寒垢離
(
かんごり
)
も、皆んな芝居に違ひあるまい、——お前は私の顏をまともに見ることも出來なかつた——」
銭形平次捕物控:161 酒屋忠僕
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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「何んだつまらねえ、
寒垢離
(
かんごり
)
が追ひ剥ぎに逢つたてな——
落
(
おち
)
だらう」
銭形平次捕物控:225 女護の島異変
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
寒
常用漢字
小3
部首:⼧
12画
垢
漢検準1級
部首:⼟
9画
離
常用漢字
中学
部首:⾫
19画
“寒”で始まる語句
寒
寒気
寒氣
寒空
寒風
寒冷
寒々
寒竹
寒鴉
寒天