トップ
>
宿直
>
しゅくちょく
ふりがな文庫
“
宿直
(
しゅくちょく
)” の例文
からだのことだけでいうと、大あたまの男でしたが、これが、ちょうどその晩、
宿直
(
しゅくちょく
)
に当っていました。雨もざんざん降っていました。
幸福のうわおいぐつ
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「ややッ、これは……」
寝坊
(
ねぼう
)
の
宿直
(
しゅくちょく
)
が、やっと目をさまして、とびだしてきた。彼はあまりのことに、まだ夢でもみている気で、目をこすっていた。
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
警官隊はデパートの
宿直
(
しゅくちょく
)
員に案内させて、屋上はもとより、各階のすみずみまでさがしまわりましたが、あやしいやつを発見することはできなかったのです。
妖人ゴング
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「
先生
(
せんせい
)
、おはようございます。やはり、あの
鏡
(
かがみ
)
は、ふしぎであります。
先生
(
せんせい
)
のおいでなされるのを
待
(
ま
)
っていました。」と、
昨夜
(
ゆうべ
)
は、
研究室
(
けんきゅうしつ
)
で
宿直
(
しゅくちょく
)
した
小田
(
おだ
)
さんは、
博士
(
はかせ
)
の
顔
(
かお
)
を
見
(
み
)
るや
うずめられた鏡
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
同僚が
警笛
(
けいてき
)
を吹いたので、たちまち
宿直
(
しゅくちょく
)
の連中がかけつけて、
人事不省
(
じんじふせい
)
の警官をとりまいて、元気をつけてやった。
金属人間
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
徹夜勝負
(
よあかししょうぶ
)
のそれが、十二時を過ぎたばかりに、スッカラカンでヨ、場に貸してやろうてえ親切者もなしサ、やむなく、工場の
宿直
(
しゅくちょく
)
、たあさんのところへ、真夜中というのに、
無心
(
むしん
)
に来たというわけ。
夜泣き鉄骨
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“宿直”の意味
《名詞》
宿直(しゅくちょく)
勤務先に交替で泊まり込み、施設の警備や警戒などをすること。
(出典:Wiktionary)
“宿直”の解説
宿直(とのい)とは、律令法において宮中・官司あるいは貴人の警備を行うこと。
(出典:Wikipedia)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
“宿直”で始まる語句
宿直所
宿直部屋
宿直室
宿直寝
宿直人
宿直士
宿直猿
宿直衆
宿直武者