“宿直所”の読み方と例文
読み方割合
とのいどころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源氏は友人に威嚇おどされたことを残念に思いながら宿直所とのいどころで寝ていた。驚かされた典侍は翌朝残っていた指貫さしぬきや帯などを持たせてよこした。
源氏物語:07 紅葉賀 (新字新仮名) / 紫式部(著)
夜の御殿おとど宿直所とのいどころから退さがる朝、続いてその人ばかりが召される夜、目に見耳に聞いて口惜くちおしがらせた恨みのせいもあったかからだが弱くなって
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
中将時代にはおもに宮中の宿直所とのいどころに暮らして、時たまにしかしゅうとの左大臣家へ行かないので、別に恋人を持っているかのような疑いを受けていたが
源氏物語:02 帚木 (新字新仮名) / 紫式部(著)