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宿替
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やどがえ
ふりがな文庫
“
宿替
(
やどがえ
)” の例文
新吉もお累が死んで仕舞った
後
(
あと
)
は、三藏から内所で金を送る事もなし、別に
見当
(
みあて
)
がないから
宿替
(
やどがえ
)
をしようと、欲しがる人に
悉皆
(
そっくり
)
家を譲って、時々お賤の処へしけ込みます。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それにこの大学生は肺結核を
煩
(
わずら
)
っていて、日に増し悲観な
厭世
(
えんせい
)
に陥るようになった。あれやこれやで
何処
(
どこ
)
か
他
(
わき
)
へ
宿替
(
やどがえ
)
をするようなことになった。その時主人は、幸い物置が
空
(
あ
)
いている。
白い光と上野の鐘
(新字新仮名)
/
沼田一雅
(著)
こんな
風
(
ふう
)
にして歩いていると、暑さと疲労とで自然
身体
(
からだ
)
の調子が狂って来るものです。もっとも病気とは違います。急に
他
(
ひと
)
の身体の中へ、自分の霊魂が
宿替
(
やどがえ
)
をしたような気分になるのです。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
替
常用漢字
中学
部首:⽈
12画
“宿”で始まる語句
宿
宿直
宿屋
宿酔
宿世
宿業
宿禰
宿場
宿怨
宿痾