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容捨
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ようしゃ
ふりがな文庫
“
容捨
(
ようしゃ
)” の例文
焔
(
ほのお
)
のような眼に射られると知った十八九の町娘は、
面
(
おもて
)
を伏せて人混みの中へ潜りました、が、
飛附
(
とびつ
)
いた手先には何んの
容捨
(
ようしゃ
)
もありません。
庇
(
かば
)
い加減に押し包んだ群衆の中から、ズルズルと引立てて
礫心中
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
仁右衛門は長幼の
容捨
(
ようしゃ
)
なく手あたり次第に殴りつけた。
カインの末裔
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
ガラッ八の馬鹿力が、
容捨
(
ようしゃ
)
もなく汚な作りのお勘坊をさいなみます。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
主人の佐久間
勘解由
(
かげゆ
)
は、東照宮入国のお供をして大伝馬町に住み付き、代々公儀の御用達を勤める身分ですが、生得気むずかしく、物事に
容捨
(
ようしゃ
)
を知らぬ心掛けの人間で、それに連れ添う内儀のお
杉
(
すぎ
)
は
奇談クラブ〔戦後版〕:15 お竹大日如来
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
平次は日頃にもない
容捨
(
ようしゃ
)
のならぬ顔を見せます。
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「よし、その気なら、
容捨
(
ようしゃ
)
はせぬぞ、来い」
奇談クラブ〔戦後版〕:04 枕の妖異
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
容捨
(
ようしゃ
)
も情けもない、深刻な深縄です。
銭形平次捕物控:094 死相の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
容
常用漢字
小5
部首:⼧
10画
捨
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
“容”で始まる語句
容
容貌
容易
容子
容色
容赦
容姿
容喙
容体
容態