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家令
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かれい
ふりがな文庫
“
家令
(
かれい
)” の例文
「えゝ。それですから
家令
(
かれい
)
がいるんですって。その家令が大変厳しい人ですから、鶴田さんと芹沢さん丈けでいらっしゃるんですって」
心のアンテナ
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
いつだか、鬼河原さんの
家令
(
かれい
)
とかいう人が、かんかんになって怒って来たからなあ、まあ、鬼河原さんの庭園はよけて掘ることにしよう
未来の地下戦車長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
因
(
よ
)
ってその人物を
承
(
うけたま
)
わると、もとは
家老
(
かろう
)
だったが今では
家令
(
かれい
)
と改名して依然として生きていると何だか妙な事を答える。
趣味の遺伝
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
この時二人の下男が
手燭
(
てあかり
)
を持って駆けつけた。レイモンドがも一人の倒れている男を見ると、それは伯爵の信用していた
家令
(
かれい
)
のジャン・ドバルであった。
奇巌城:アルセーヌ・ルパン
(新字新仮名)
/
モーリス・ルブラン
(著)
家令
(
かれい
)
か
執事
(
しつじ
)
かというふうにみせかけましたり御ひいきの芸人になりすましたりいたしまして旅へ出ましたらお遊さんは二人から
御寮
(
ごりょ
)
んはんと呼ばれるのでござりました。
蘆刈
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
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なんとなれば、伯爵邸の門内には
家令
(
かれい
)
の富田さんはじめ
旧藩士
(
きゅうはんし
)
が大ぜい住んでいて、その子供たちが時おりお相手をおおせつかる。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「わるいことをいうな。けだし国音
家令
(
かれい
)
は
鰈
(
かれい
)
に通ずればなりか。
瓶子
(
へいし
)
は
平氏
(
へいし
)
に通じ、
醋甕
(
すがめ
)
は
眇
(
すがめ
)
に通ず。おもしろい。ハッハハハハ」
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
家令
(
かれい
)
の富田さんさえ時折りしかられる。あとはみんな家庭教師で、三人の若様と
一人
(
ひとり
)
のお
姫様
(
ひいさま
)
にそれぞれ一人ずつついている。
苦心の学友
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
“家令”の意味
《名詞》
律令制で親王、内親王、三位以上の家政を管理したもの。
明治から第二次世界大戦まで皇族の家務の管理、監督をした者。
(出典:Wiktionary)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
令
常用漢字
小4
部首:⼈
5画
“家令”で始まる語句
家令詰所