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宮中
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きゅうちゅう
ふりがな文庫
“
宮中
(
きゅうちゅう
)” の例文
それでそのまる三年の間というものは、
宮中
(
きゅうちゅう
)
へはどこからも何一つお
納物
(
おさめもの
)
をしないので、天皇もそれはそれはひどいご不自由をなさいました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
ことは、ときをさかのぼるし、余りに、
宮中
(
きゅうちゅう
)
閨門
(
けいもん
)
の秘を語って、いたずらな奇を好むには似るが——ここに語らざるを得ない不幸な事実があった。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、この
宮中
(
きゅうちゅう
)
でいちばん
名誉
(
めいよ
)
のある
位
(
くらい
)
につきたければ、それもかなえてやろうと
約束
(
やくそく
)
しました。
白ヘビ
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
「こうしましょう、ね、セエラ。あなたは
宮様
(
プリンセス
)
で、これは
宮中
(
きゅうちゅう
)
の
御宴
(
ぎょえん
)
なの。」
小公女
(新字新仮名)
/
フランシス・ホジソン・エリザ・バーネット
(著)
「ついぞまだ、
宮中
(
きゅうちゅう
)
へすいさんいたしたこともございません。」
小夜啼鳥
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
長楽
宮中
(
きゅうちゅう
)
雲気散じ
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
それですから、
宮中
(
きゅうちゅう
)
に
召
(
め
)
し使われている婦人たちは、天皇のおへやなぞへは、うっかりはいることもできませんでした。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
大広間
(
おおひろま
)
の
扉
(
とびら
)
があきますと、そこには
宮中
(
きゅうちゅう
)
のお
役人
(
やくにん
)
が、ひとりのこらず、いならんでいました。
漁師とそのおかみさんの話
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
それからあるとき天皇は、
女鳥王
(
めとりのみこ
)
という、あるお
血筋
(
ちすじ
)
の近い方を
宮中
(
きゅうちゅう
)
にお
召
(
め
)
しかかえになろうとして、弟さまの
速総別王
(
はやぶさわけのみこ
)
をお使いにお立てになりました。
古事記物語
(新字新仮名)
/
鈴木三重吉
(著)
“宮中”の意味
《名詞》
宮中(きゅうちゅう)
宮殿や皇居の中。禁裏。禁中。
(婉曲)天皇や皇帝などの側近。
(出典:Wiktionary)
“宮中”の解説
宮中(きゅうちゅう)とは、宮殿の中を指す語である。とりわけ皇居のことを指すことが多い。昔、中国の王城の門が九つ重なっていたところから、宮中は「九重」と表現されることがある。また神社の中や境内を指すこともある。宮殿の中の意味でつかわれる場合は禁中や禁裏と同義である。
(出典:Wikipedia)
宮
常用漢字
小3
部首:⼧
10画
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“宮中”で始まる語句
宮中掌典
宮中衛兵
宮中勘兵衛