宣徳せんとく)” の例文
宣徳せんとく九年(一四三四)という年に、みんの朝廷に輸送せられた琉球の貢物目録には、海巴五百五十万個という大きな数字が見える。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
唐宋の醇美な彫刻絵画に対して、明は宣徳せんとく嘉靖かせい万暦ばんれき陶瓷とうじ剔紅てっこう填漆てんしつの類を特徴とする。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
宣徳せんとく香炉こうろ紫檀したんの蓋があって、紫檀の蓋の真中には猿をきざんだ青玉せいぎょくのつまみ手がついている。
一夜 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
仁宗じんそう洪凞こうき元年正月、建文帝観音大士かんおんだいし潮音洞ちょうおんどうに拝し、五月山に還りたもう。このとし仁宗また崩じて、帝をもとむること、ようやくに忘れらる。宣宗せんそう宣徳せんとく元年秋八月、従亡じゅうぼう諸臣を菴前あんぜんに祭りたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)