定役ていえき)” の例文
ひとえ定役ていえき多寡たかを以て賞罰の目安めやすとなせしふうなれば、囚徒は何日いつまで入獄せしとて改化遷善せんぜんの道におもむかんこと思いもよらず、悪しき者は益〻悪に陥りて、専心取締りの甘心かんしんを迎え
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
先ず着物の定役ていえきしるさんに赤き筒袖の着物は単衣ひとえものならば三枚、あわせならば二枚、綿入れならば一枚半、また股引ももひき四足しそく縫い上ぐるを定めとし、古き直し物も修繕の大小によりてあらかじめ定数あり
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)