“嬰兒(こども)” の例文
新字:嬰児
これ大弓場(だいきうば)の爺樣(ぢいさん)なり。人(ひと)に逢(あ)へば顏相(がんさう)をくづし、一種(いつしゆ)特有(とくいう)の聲(こゑ)を發(はつ)して、「えひゝゝ。」と愛想(あいさう)笑(わらひ)をなす、其顏(そのかほ)を見(み)ては泣出(なきだ)さぬ嬰兒(こども)を——、「あいつあ不思議(ふしぎ)だよ。」とお花主(とくい)は可愛(かはい)がる。
神楽坂七不思議 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)