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嫁合
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めあわ
ふりがな文庫
“
嫁合
(
めあわ
)” の例文
「その気で付き合おうか——もっともお雪は駄目だぜ、あれは石井家の倅の幾太郎に
嫁合
(
めあわ
)
せることになったそうだから」
銭形平次捕物控:241 人違い殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
支配人の用助さんは私より三つ年上の五十四で、養子の金三郎さんは二十五、ゆくゆくは主人の
姪
(
めい
)
のお
紋
(
もん
)
さんと
嫁合
(
めあわ
)
せることになっておりますが——
銭形平次捕物控:094 死相の女
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
谷中の長海寺の越前屋の墓所の塔の中に、金次をお辰と
嫁合
(
めあわ
)
せて越前屋の相続人にすると書いた佐兵衛の遺言状は、その晩のうちに見つかったのでした。
銭形平次捕物控:149 遺言状
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
手代の
千代松
(
ちよまつ
)
と
嫁合
(
めあわ
)
せ暖簾を分けるはずだったが、近頃大黒屋は恐ろしい左前で、盆までに二三千両
纏
(
まと
)
まらなきゃ主人の常右衛門首でも
縊
(
くく
)
らなきゃならねえ
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
幸い其方と采女と甚三郎はいずれも定まる配偶もない。差し当り、其方に多与里を
嫁合
(
めあわ
)
せようと思うがどうじゃ
奇談クラブ〔戦後版〕:02 左京の恋
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
彦太郎の娘お
輝
(
てる
)
はとって十六、行く行くは兵太郎に
嫁合
(
めあわ
)
せるつもり、本人同士もその気でおりますが、なにぶんまだお人形の方が面白がる
幼々
(
ういうい
)
しさを見ると
銭形平次捕物控:146 秤座政談
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
一つは継母のお嘉代が文次郎を武士にするために、素姓の怪しい九郎助の娘などと
嫁合
(
めあわ
)
せる気は毛頭なかったことも、若い二人を苦しめる原因の一つだったのです。
銭形平次捕物控:147 縞の財布
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「狐の嫁入?——娘のおチュウを番頭の忠吉に
嫁合
(
めあわ
)
せるというお
伽話
(
とぎばなし
)
の筋なら知っている」
銭形平次捕物控:112 狐の嫁入
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
ゆくゆく越前屋の
身上
(
しんしょう
)
はこの甥に譲られるだろうという噂もありますが、一方吉三郎と
嫁合
(
めあわ
)
せるはずで、同じ越前屋に引取って養っている姪のお辰は、もう一人の甥の金次と気が合い
銭形平次捕物控:149 遺言状
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
老番頭の
嘉助
(
かすけ
)
と手代の福三郎、これは遠縁に当る男で、いずれは、大黒屋の
姪
(
めい
)
で、奉公人とも娘分ともなく養われている、お徳と
嫁合
(
めあわ
)
せて、
暖簾
(
のれん
)
を分けるだろうと言われている男でした。
銭形平次捕物控:055 路地の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
お道とお杉の二人の
姪
(
めい
)
のうち、自分に親しかった弟の娘で、美しくて女一と通りの諸芸にも
疎
(
うと
)
くないお道を
偏愛
(
へんあい
)
し、それと手代の徳松を
嫁合
(
めあわ
)
せて、相模屋の身上を譲るつもりであったこと
銭形平次捕物控:142 権八の罪
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
嫁
常用漢字
中学
部首:⼥
13画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“嫁”で始まる語句
嫁
嫁入
嫁菜
嫁御寮
嫁女
嫁御
嫁付
嫁娶
嫁子
嫁姑