“嫁女”の読み方と例文
読み方割合
よめじょ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
嫁女よめじょ道中も三日がかりとして、飯田いいだ泊まりの日は伝馬町屋てんまちょうや。二日目には飯島いいじま扇屋おうぎや泊まり。三日目に南殿村着。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
その向い側には嫁女よめじょの実父で、骨董品然とせこけた山羊鬚やぎひげ頓野とんの羊伯と、その後妻の肥った老人。
笑う唖女 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「サレバサ、全生院様モ止観院様モ何ト云ウ孝行ナ嫁女よめじょダロウト、草葉ノ蔭デオ前サンノコトヲオ喜ビニナッテルダロウヨ。ソコデソノ用意ニ取ッテ置イタ金ガ浮イタ訳サ」
瘋癲老人日記 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)