“よめじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
嫁女91.7%
娵女8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「サレバサ、全生院様モ止観院様モ何ト云ウ孝行ナ嫁女よめじょダロウト、草葉ノ蔭デオ前サンノコトヲオ喜ビニナッテルダロウヨ。ソコデソノ用意ニ取ッテ置イタ金ガ浮イタ訳サ」
瘋癲老人日記 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「そりばって、マンさんが嫁女よめじょになったら、はげしいメンピンになるとじゃろうもん……?」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
一度は跡目相続の宗太のために飯田いいだから娵女よめじょのおまきを迎えた時。任期四年あまりにもなるが、半蔵が帰国のほどもまだ判然しない。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
どうかすると娵女よめじょのおまきが懐妊したから和助もよろこべというようなことまで書いてそばにいるお民に笑われた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)