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姉川
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あねがわ
ふりがな文庫
“
姉川
(
あねがわ
)” の例文
「そらごらんなさい。向うの岩に大小二つの滝がかかっておりましょう、あの大きいのは
姉川
(
あねがわ
)
、小さいのが
妹川
(
いもがわ
)
の源になるのです」
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
姉川
(
あねがわ
)
だって、
長篠
(
ながしの
)
だって、こっちの大勝ちはあたりめえなことさ。おれたちの
御大将
(
おんたいしょう
)
はべつもんだが、
憚
(
はばか
)
りながらおれたちの
鍛
(
う
)
ったものには、槍一本、
鏃
(
やじり
)
ひとつにも気が入っているんだ。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そうするうちに信長公と長政公と仲たがいをなされまして、両家のあいだにいくさがはじまりましたのは、あれはいつごろでござりましたか。あゝ、
姉川
(
あねがわ
)
の合戦が、元亀がんねんでござりますか。
盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それが紀州公
姉川
(
あねがわ
)
探鯨
(
たんげい
)
だったのである。
人魚謎お岩殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
そのつづき、
弥高
(
いやたか
)
から
姉川
(
あねがわ
)
の方へ流れる尾根を後ろにして宏大な屋敷あと、城跡と言った方がよいかもしれないほどの構えがあることを、明らかに見つけられるような地点に立ちました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
「されば、あの
鹿角
(
かづの
)
の
前立
(
まえだ
)
て打ッたる
兜
(
かぶと
)
と、白糸おどしのよろいには、すぐる年、
姉川
(
あねがわ
)
の合戦で、しかと、見覚えがござりまする。——彼こそ、家康の
股肱
(
ここう
)
の
臣
(
しん
)
、本多平八郎にちがいありませぬ」
新書太閤記:10 第十分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
姉川
(
あねがわ
)
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“姉川”の解説
姉川(あねがわ)は、日本の滋賀県北部を流れる淀川水系の一級河川。
(出典:Wikipedia)
姉
常用漢字
小2
部首:⼥
8画
川
常用漢字
小1
部首:⼮
3画
“姉川”で始まる語句
姉川五郎
姉川大地震
姉川新四郎