“あねがわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
姉川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それが紀州公姉川あねがわ探鯨たんげいだったのである。
人魚謎お岩殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
そのつづき、弥高いやたかから姉川あねがわの方へ流れる尾根を後ろにして宏大な屋敷あと、城跡と言った方がよいかもしれないほどの構えがあることを、明らかに見つけられるような地点に立ちました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「されば、あの鹿角かづの前立まえだて打ッたるかぶとと、白糸おどしのよろいには、すぐる年、姉川あねがわの合戦で、しかと、見覚えがござりまする。——彼こそ、家康の股肱ここうしん、本多平八郎にちがいありませぬ」
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)