トップ
>
妄言
>
もうげん
ふりがな文庫
“
妄言
(
もうげん
)” の例文
こう云うとおそらくあなたは
妄言
(
もうげん
)
だとお思いになるでしょうが、それはあなたがまだ水戸を知らず東湖先生の精神を知っていないからです
新潮記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それに、秀吉の行動が、予想外に
迅
(
はや
)
く、彼らのどぎもを抜いたことも手伝い、かくて
嘘説
(
きょせつ
)
妄言
(
もうげん
)
入りみだれて、臆病風に拍車をかける結果を生じたものというしかない。
新書太閤記:09 第九分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
唯
(
ただ
)
願うらくはかの
如来
(
にょらい
)
大慈
(
だいじ
)
大悲
(
だいひ
)
我が小願の中に
於
(
おい
)
て大神力を現じ給い
妄言
(
もうげん
)
綺語
(
きご
)
の
淤泥
(
おでい
)
を
化
(
け
)
して光明
顕色
(
けんじき
)
の
浄瑠璃
(
じょうるり
)
となし、
浮華
(
ふか
)
の中より
清浄
(
しょうじょう
)
の
青蓮華
(
しょうれんげ
)
を開かしめ給わんことを。
二十六夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それまでの、のへのへと笑み
妄言
(
もうげん
)
を言うケティは、もう何処かへ消えてしまったのだ。
人外魔境:03 天母峰
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
司馬懿は陣中の迷信に弾圧を加え、厳しく
妄言
(
もうげん
)
を
戒
(
いまし
)
めたが、孔明は一種の神通力を持って、奇蹟を行う者だという考えは
牢固
(
ろうこ
)
として抜くべからざる一般の通念になってきた傾きすらあった。
三国志:11 五丈原の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“妄言”の意味
《名詞》
妄言(もうげん、稀:ぼうげん)
根拠のない、でたらめなことば。つくりばなし。
(出典:Wiktionary)
妄
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“妄言”で始まる語句
妄言綺語