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妄執
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もうしゆう
ふりがな文庫
“
妄執
(
もうしゆう
)” の例文
多時
(
しばらく
)
門
(
かど
)
に居て動かざるは、その
妄執
(
もうしゆう
)
の
念力
(
ねんりき
)
を
籠
(
こ
)
めて夫婦を
呪
(
のろ
)
ふにあらずや、とほとほと信ぜらるるまでにお峯が夕暮の心地は
譬
(
たと
)
へん方無く悩されぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
色相界
(
しきそうかい
)
の
妄執
(
もうしゆう
)
に
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
貫一は
一
(
いつ
)
はかの痛苦を忘るる手段として、
一
(
いつ
)
はその
妄執
(
もうしゆう
)
を散ずべき快心の事を買はんの目的をもて、かくは高利を
貪
(
むさぼ
)
れるなり。知らず彼がその
夕
(
ゆふべ
)
にして
瞑
(
めい
)
せんとする快心の事とは何ぞ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
“妄執”の解説
妄執(もうしゅう)とは、妄想がこうじて、ある特定の考えに囚われてしまう事、またはその状態を指す。
(出典:Wikipedia)
妄
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
執
常用漢字
中学
部首:⼟
11画
“妄”で始まる語句
妄
妄想
妄念
妄動
妄信
妄説
妄言
妄誕
妄語
妄漫