“奥坐舗”の読み方と例文
読み方割合
おくざしき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
気むずかしい苦り切ッた怖(おそ)ろしい顔色をして奥坐舗(おくざしき)の障子を開けると……お勢がいるお勢が……今まで残念口惜しいと而已(のみ)一途に思詰めていた事ゆえ
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
些(すこ)し躊躇(ためら)ッていて、「チョッ言ッてしまおう」と独言(ひとりごと)を言いながら、急足(あしばや)に二階を降りて奥坐舗(おくざしき)へ立入る。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
何心なく文三が格子戸(こうしど)を開けて裏(うち)へ這入ると、奥坐舗(おくざしき)の方でワッワッと云う高笑いの声がする。耳を聳(そばだ)てて能(よ)く聞けば、昇の声もその中(うち)に聞える……まだ居ると見える。文三は覚えず立止ッた。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)