奇魂くしみたま)” の例文
むかし神代かみよのころに、大国主命おおくにぬしのみこと幸魂さきみたま奇魂くしみたまかみさまとして、このくにわたっておいでになった大物主命おおものぬしのみことは、のち大和国やまとのくに三輪みわの山におまつられになりました。
三輪の麻糸 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
また『紀』の一書に、「吾是汝之幸魂奇魂也」(われはこれ、いまし幸魂さきみたま奇魂くしみたまなり)とあり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
旧事記くじき 奇魂くしみたま 倶舎論くしゃろん 蜘蛛くもの糸巻 群書類従 群芳暦 訓蒙浅語 訓蒙天地弁
妖怪学講義:02 緒言 (新字新仮名) / 井上円了(著)