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太田道灌
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おおたどうかん
ふりがな文庫
“
太田道灌
(
おおたどうかん
)” の例文
それは寛正の頃、東国
大
(
おおい
)
に
旱魃
(
かんばつ
)
、
太田道灌
(
おおたどうかん
)
江戸城にあって憂い、この杉の森鎮座の神にお
祷
(
いの
)
りをした
験
(
しるし
)
があって雨降り、百穀大に
登
(
みの
)
る。
旧聞日本橋:24 鬼眼鏡と鉄屑ぶとり(続旧聞日本橋・その三)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
急がずば
湿
(
ぬ
)
れざらましを旅人の、あとより晴るる野路の
村雨
(
むらさめ
)
——
太田道灌
(
おおたどうかん
)
よく詠んだとは、まったく此の事であった。近年こんな夕立はめったにない。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
だからこの武蔵野の草分けは、江戸太郎でもなし、
太田道灌
(
おおたどうかん
)
でもないし、徳川家康でもないということになる。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鉄砲は暫らくお預けとして、長禄というと
太田道灌
(
おおたどうかん
)
が江戸城を築いた年である。『八犬伝』には道灌は影になってるが、道灌の子の助友は度々顔を出してる。
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
応仁乱がはじまると関東に
逃
(
のが
)
れ、文明元年心敬の供をして
川越
(
かわごえ
)
の
太田道灌
(
おおたどうかん
)
のもとに招かれた。それから美濃の郡上城に
赴
(
おもむ
)
いて常縁から古今の伝授を受けたのである。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
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また
太田道灌
(
おおたどうかん
)
が歌を作りて「かかる言葉の花もありけり」と
誉
(
ほ
)
められたるが如き、歌の善き事が人を感ぜしめたるよりも、むしろ意外の人が歌詠みたりとの一事は人を驚かしたる者ありしなるべし。
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
田
常用漢字
小1
部首:⽥
5画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
灌
漢検準1級
部首:⽔
20画
“太田”で始まる語句
太田
太田媛
太田村
太田水穂
太田牛一
太田蜀山人
太田黒兵助
太田飛騨守
太田太郎頼基
太田備中守資晴