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大軍師
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だいぐんし
ふりがな文庫
“
大軍師
(
だいぐんし
)” の例文
さすが
後年
(
こうねん
)
九
度
(
ど
)
山
(
やま
)
に身をかくしても、
隠然
(
いんぜん
)
天下におもきをなした
大軍師
(
だいぐんし
)
幸村
(
ゆきむら
)
、わかい時から人の知らない心がけがあった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
はやくも見こんでいるとおり、後年
太閤
(
たいこう
)
が
阿弥陀峰頭
(
あみだほうとう
)
の土と
化
(
か
)
してのち、
孤立
(
こりつ
)
の
大坂城
(
おおさかじょう
)
をひとりで
背負
(
せお
)
って、
関東
(
かんとう
)
の
老獪将軍
(
ろうかいしょうぐん
)
大御所
(
おおごしょ
)
の
肝
(
きも
)
をしばしば
冷
(
ひ
)
やした、
稀世
(
きせい
)
の
大軍師
(
だいぐんし
)
真田幸村
(
さなだゆきむら
)
とは
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
だが、のちの
大軍師
(
だいぐんし
)
幸村
(
ゆきむら
)
も、この時はまだ
才蔵
(
さいぞう
)
よりも大九郎よりも
後輩
(
こうはい
)
であったし、
上田城
(
うえだじょう
)
の
城主
(
じょうしゅ
)
昌幸
(
まさゆき
)
の子とはいいながら、
質子
(
ちし
)
としてきている
身分
(
みぶん
)
なので、なにかにつけて
肩身
(
かたみ
)
がせまい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
軍
常用漢字
小4
部首:⾞
9画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“大軍”で始まる語句
大軍
大軍器
大軍刀
大軍功
大軍艦