大評判おおひょうばん)” の例文
さあ、さあ、大評判おおひょうばん文福ぶんぶくちゃがまにえて、手足てあしえて、綱渡つなわたりのかるわざから、かれおどりのふしぎな芸当げいとう評判ひょうばんじゃ、評判ひょうばんじゃ。
文福茶がま (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
是は文化文政の頃まで大評判おおひょうばんのもので本所相生町に居りまして地面の廿四ヶ所も持ち、炭薪の大問屋でございますが、わずかの間に儲け出し、斯様な大身代おおしんだいに成ったと申しますが
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
大評判おおひょうばん
何だか嬉しくって成らねえこたえね、もし旦那忘れもしない六年あとのお祭で、兼ちゃんが思い切ってずうっと手古舞てこまいになって出た姿が大評判おおひょうばんで、半ちゃんがその時の姿を見て岡惚おかぼれをして