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大筒
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おほづゝ
ふりがな文庫
“
大筒
(
おほづゝ
)” の例文
併
(
しか
)
し此の居候のお蔭で将門は段〻罪を大きくした。興世王の言を聞くと、もとより
焔硝
(
えんせう
)
は
沢山
(
たくさん
)
に
籠
(
こも
)
つて居た
大筒
(
おほづゝ
)
だから、口火がついては
容赦
(
ようしや
)
は無い。
平将門
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
押
(
おさ
)
へは
大筒
(
おほづゝ
)
一
挺
(
ちやう
)
を
挽
(
ひ
)
かせ、
小筒持
(
こづゝもち
)
の
雑人
(
ざふにん
)
二十人を随へた瀬田で、
傍
(
そば
)
に若党
植松周次
(
うゑまつしうじ
)
、中間
浅佶
(
あさきち
)
が附いてゐる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
東組与力朝岡
助之丞
(
すけのじよう
)
と西組与力近藤三右衛門とが応接して、
大筒
(
おほづゝ
)
を用意して
貰
(
もら
)
ひたいと云つた。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
次は大井と庄司とで
各
(
おの/\
)
小筒
(
こづゝ
)
を持つ。次に格之助が
着込野袴
(
きごみのばかま
)
で、
白木綿
(
しろもめん
)
の
鉢巻
(
はちまき
)
を
締
(
し
)
めて行く。
下辻村
(
しもつじむら
)
の
猟師
(
れふし
)
金助
(
きんすけ
)
がそれに引き添ふ。次に
大筒
(
おほづゝ
)
が二挺と
鑓
(
やり
)
を持つた
雑人
(
ざふにん
)
とが行く。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“大筒”の解説
大筒(おおづつ、熕とも書く)は、日本の戦国時代後期から江戸時代にかけての大砲の呼称であり、その一種の事。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
筒
常用漢字
中学
部首:⽵
12画
“大筒”で始まる語句
大筒方
大筒木垂根
大筒木
大筒木眞若