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大牢
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おおろう
ふりがな文庫
“
大牢
(
おおろう
)” の例文
幕府の末期までこの辺に
伝馬町
(
てんまちょう
)
の
大牢
(
おおろう
)
とともに
芳原
(
よしわら
)
があったので、芳町といい大門通りというのも、それに
因
(
ちな
)
んだものだと言われていたが
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
と決行を計って、かねて目をつけておいた
櫓下
(
やぐらした
)
の
大牢
(
おおろう
)
の外へ這いよってゆくと、そこに番人とも見えぬ男が、やはり自分のように忍びよって、しきりに牢内を
窺
(
うかが
)
っている。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
三千五百坪の地内に
揚座敷
(
あがりざしき
)
、
揚屋
(
あがりや
)
、
大牢
(
おおろう
)
、
二間半
(
にけんはん
)
(無宿牢)、百姓牢、女牢、と
棟
(
むね
)
をわける。
顎十郎捕物帳:08 氷献上
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
お江戸自慢の巻き羽織に朝風をはらんで、血のけもないほどにうちうろたえている源内をいたわりいたわり、越中橋から江戸橋、大伝馬町、小伝馬町と、ひた急ぎに伝馬町の
大牢
(
おおろう
)
へ急ぎました。
右門捕物帖:35 左刺しの匕首
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
牢
漢検準1級
部首:⽜
7画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫