“大家:おおや” の例文
“大家:おおや”を含む作品の著者(上位)作品数
野村胡堂2
内田魯庵1
徳田秋声1
林不忘1
田山花袋1
“大家:おおや”を含む作品のジャンル比率
社会科学 > 教育 > 教育4.3%
文学 > 日本文学 > 日本文学0.5%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
店子たなこいわく、向長屋むこうながやの家主は大量なれども、我が大家おおやの如きは古今無類の不通ふつうものなりと。
学者安心論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
そのくせ、年がら年中、ピイピイの暮らし向き、店賃たなちんが三つ溜っているが、大家おおやは人が良いから、あまり文句をいわない。
留守を頼んで行った大家おおやの若いしゅと、そこの子供とが、広い家のなかを、我もの顔にごろごろしていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「どうも肺病だッてな、あの若いのに気の毒だなア。話好きなおもしろい人だのに……」と大家おおや主人あるじ老妻かみさんに言った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
それに裏の大家おおやの庭には、栗だの、柿だの、木犀もくせいだの、百日紅じっこうだのが繁っている。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
少くも硯友社は馬琴の下駄のあとを印し馬琴の声を聞いた地に育ったので、幽明相隔つるといえ、馬琴と硯友社とはいわば大家おおや店子たなことの関係であった。
「おめえに眼をかけてくださる大家おおやの坊っちゃんてえのは誰だ」
巷説享保図絵 (新字新仮名) / 林不忘(著)
「表から廻れば遠いようでも、路地を抜けて、大家おおやさんの家のひさしの下を通して貰えば直ぐですよ、ピカリと来て大きいのが鳴ると直ぐ、私はもう喧嘩も何も忘れて帰ったんですもの、家へ飛び込むとすぐ、あの大雨がどっと来ましたよ」
「あの女が言ってる通り、路地の突当りの木戸を開けて、大家おおやひさしの下を通して貰い、自分の家へ駆け込んで蚊帳かやを吊って線香を焚いて居たことには間違いありません。近所の衆は、お組が大騒ぎをしながら雨戸を締める音も聞いたし、線香を一と束ほどいぶして、長屋中を匂わせたことも、皆んなよく知って居ましたよ」