大人君子たいじんくんし)” の例文
「中身はお伽噺とぎばなしのようなものだが、このお伽噺は大人君子たいじんくんしも深く味わわなければならないお伽噺だ」
大菩薩峠:34 白雲の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
にんこゝろざしをたて国家こくかため其身そのみをいたせば、満都まんとひとな動かされて梅の花さへ余栄よえいたり、人は世にひゞわたるほどの善事よきことしたきものなり、人は世に効益かうえきあたふる大人君子たいじんくんしむかひては
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)