夏珪かけい)” の例文
夏珪かけいの宣和画院系の墨画あたりから、梁楷りょうかい因陀羅いんだら牧谿もっけいなどの画品を携え帰って、これがやがて東山将軍家の鑑賞に収められ
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
逸品いっぴんだ。素晴らしい逸品だ。この間、伊達侯爵だてこうしゃく家の売立に出た夏珪かけいの『李白観瀑りはくかんばく』以上の逸品だ!」
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
中国の画壇は、以後も梁諧りょうかい夏珪かけい、馬遠、馬麟ばりんなどを輩出したが、しかもなお徽宗から李唐、蕭照あたりまでの期間をその黄金時代であったと史家も回顧している。
人間山水図巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「だが、夏珪かけいの山水なんて、大した品物を預っておいて、しもの事があると困るからね。もっとも、君などが、そうヒョックリ本物を持って来ようなどとは、思わないけれども、ハヽヽヽヽ。」
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
梁楷を学んだといっても、北宋の玉澗ぎょっかん、馬遠、夏珪かけい、牧谿。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夏珪かけいの山水図です。」
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
夏珪かけいの山水図です。」
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)