トップ
>
夏珪
>
かけい
ふりがな文庫
“
夏珪
(
かけい
)” の例文
夏珪
(
かけい
)
の宣和画院系の墨画あたりから、
梁楷
(
りょうかい
)
、
因陀羅
(
いんだら
)
、
牧谿
(
もっけい
)
などの画品を携え帰って、これがやがて東山将軍家の鑑賞に収められ
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
逸品
(
いっぴん
)
だ。素晴らしい逸品だ。
此
(
この
)
間、
伊達侯爵
(
だてこうしゃく
)
家の売立に出た
夏珪
(
かけい
)
の『
李白観瀑
(
りはくかんばく
)
』以上の逸品だ!」
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
中国の画壇は、以後も
梁諧
(
りょうかい
)
、
夏珪
(
かけい
)
、馬遠、
馬麟
(
ばりん
)
などを輩出したが、しかもなお徽宗から李唐、蕭照あたりまでの期間をその黄金時代であったと史家も回顧している。
人間山水図巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「だが、
夏珪
(
かけい
)
の山水なんて、大した品物を預っておいて、
若
(
も
)
しもの事があると困るからね。
尤
(
もっと
)
も、君などが、そうヒョックリ本物を持って来ようなどとは、思わないけれども、ハヽヽヽヽ。」
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
梁楷を学んだといっても、北宋の
玉澗
(
ぎょっかん
)
、馬遠、
夏珪
(
かけい
)
、牧谿。
随筆 宮本武蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「
夏珪
(
かけい
)
の山水図です。」
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
「
夏珪
(
かけい
)
の山水図です。」
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
“夏珪”の解説
夏 珪(か けい、生没年不詳)は、南宋の画家。字は禹玉。当時における院体画の第一人者とされる。
杭州銭塘県の出身。南宋の都の臨安の画院で、寧宗の時代に活躍をみせた。とりわけ山水画が有名である。北宋期の風景画が大観的な視点から描いているのに対し、夏珪の画の多くは、画の一角に風景を描き多くを余白にした(「辺角の景」)。かつては「伝夏珪 竹林山水図」が旧広島藩浅野家に蔵されていた。
(出典:Wikipedia)
夏
常用漢字
小2
部首:⼢
10画
珪
漢検準1級
部首:⽟
10画
“夏”で始まる語句
夏
夏侯惇
夏侯淵
夏蜜柑
夏休
夏痩
夏花
夏目漱石
夏目
夏至