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塩昆布
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しおこんぶ
ふりがな文庫
“
塩昆布
(
しおこんぶ
)” の例文
茶の間へ行くと、もう、夕食の
膳
(
ぜん
)
が出ている。薄い
味噌汁
(
みそしる
)
と、
塩昆布
(
しおこんぶ
)
に麦飯を女中と差し向いで食べると、あとは卵を破って黄身をぐっと飲んでおく。
晩菊
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
発育盛りの年頃にしては前から食慾が
旺盛
(
おうせい
)
でないのであるが、その傾向が募って来て、毎食一二
膳
(
ぜん
)
しか食べず、お数も、
塩昆布
(
しおこんぶ
)
とか、
高野豆腐
(
こうやどうふ
)
とか、老人の食べるような物を好み
細雪:01 上巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
塩昆布
(
しおこんぶ
)
秋 第百九十二
昆布
(
こんぶ
)
スープ
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
毎朝別に
炊
(
た
)
いている
土鍋
(
どなべ
)
の御飯の、お
粥
(
かゆ
)
のように柔かいのがすっかり冷えてしまったのを
茶碗
(
ちゃわん
)
に盛って、
塩昆布
(
しおこんぶ
)
を載せて食べている母親は、お膳の上へ背を円々と
蔽
(
おお
)
いかぶさるようにしていた。
猫と庄造と二人のおんな
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“塩昆布”の解説
塩昆布(しおこんぶ)は、角切りまたは千切りにした昆布を塩や醤油で煮たもの。またはそれを煮詰めて塩を吹かせたもの。あるいは昆布を煮たものに塩をまぶした食品。風味づけのために、砂糖、みりんなども使われることがある。
(出典:Wikipedia)
塩
常用漢字
小4
部首:⼟
13画
昆
常用漢字
中学
部首:⽇
8画
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
“塩”で始まる語句
塩梅
塩
塩辛
塩煎餅
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