“土蔵造”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どぞうづく60.0%
どぞうつ20.0%
どぞうづくり20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでもまだ金のりない時には赤い色硝子いろガラス軒燈けんとうを出した、人出入の少い土蔵造どぞうづくりのうちへ大きい画集などを預けることにした。
十円札 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
柏墨の「丸八」は大伝馬おおでんま町三丁目の老舗しにせで、立派な土蔵造どぞうつくりの店だった。紀文に張りあった奈良奈のうちだのなんのときいていた。
金貸かねかしをする、質屋をする、富豪ものもちと云われるように成って、霊岸島川口町れいがんじまかわぐちちょうへ転居して、はや四ヶ年の間に前の河岸かしにずうっと貸蔵かしぐらを七つも建て、奥蔵おくぐら三戸前みとまえあって、角見世かどみせで六間間口の土蔵造どぞうづくり