トップ
>
土師
>
はじ
ふりがな文庫
“
土師
(
はじ
)” の例文
その名称は彼らがもと
三昧聖
(
さんまいひじり
)
の徒として、葬儀の事にあずかるところから、
土師
(
はじ
)
という古い称呼が用いられたものであったに相違ない。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
古陶器を扱う道具屋も
土師
(
はじ
)
物をひさぐ
市
(
いち
)
の店も、どの辺にあるかだいたい見当がついている。永藤朝春が写した真壺の図を持っている。
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
このほか、作家の
土師
(
はじ
)
清二先生、『水之趣味』の青山浩氏、竿師の稲荷町東作氏三人のあいさつ、毎日新聞写真部同行という豪華版である。
江戸前の釣り
(新字新仮名)
/
三遊亭金馬
(著)
○
謹
(
つゝしん
)
で
案
(
あんず
)
るに、
菅原
(
すがはら
)
の本姓は
土師
(
はじ
)
なりしが、
土師
(
はじ
)
の
古人
(
ふるひと
)
といひしが、
光仁帝
(
くわうにんてい
)
の御時、大和国
菅原
(
すがはら
)
といふ所に
住
(
すみ
)
たるゆゑに土師の姓を菅原に改らる。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
これよりこの
土師
(
はじ
)
の里に鶏鳴かず、
羽敲
(
はばた
)
きもせぬ由、『
菅原伝授鑑
(
すがわらでんじゅかがみ
)
』に出で、天神様が嫌うとて今に鶏を飼わぬらしい(高木氏『日本伝説集』二一九頁)。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
そこで、長谷川伸、平山蘆江、
土師
(
はじ
)
清二、村松梢風、大佛次郎、吉川英治等が続々と新らしい大衆文芸を提供し、広汎な読者層が、之に応じ始めたのである。
大衆文芸作法
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
○
謹
(
つゝしん
)
で
案
(
あんず
)
るに、
菅原
(
すがはら
)
の本姓は
土師
(
はじ
)
なりしが、
土師
(
はじ
)
の
古人
(
ふるひと
)
といひしが、
光仁帝
(
くわうにんてい
)
の御時、大和国
菅原
(
すがはら
)
といふ所に
住
(
すみ
)
たるゆゑに土師の姓を菅原に改らる。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
彼らは
三昧聖
(
さんまいひじり
)
として葬儀の事に預り、古代の
土師
(
はじ
)
の行った葬儀の職務を行った。これハチの名を得た所以であろう。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
土師
(
はじ
)
の
器
(
うつわ
)
なる所謂弥生式土器には朱丹を塗ったものが多く、隼人や倭人が赭土を手や顔に塗ったというのも、景行天皇が豊前山間の土賊を誘い給わんとて
炭焼長者譚:系図の仮托と民族の改良
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
近畿地方では、俗にいわゆる番太或いは
熅房
(
おんぼう
)
をハチと呼ぶところがあった。山陰地方に
鉢屋
(
はちや
)
と呼ばれたものもやはりハチで、
土師
(
はじ
)
の義であると解せられる。
賤民概説
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
そしてその「叩き」が一方ではハチであるが故に、ハチのタタキすなわち鉢叩きと呼ばれたものではあるまいか。ハチは
土師
(
はじ
)
である。シをチと訛ることは按察使をアゼチと訛ると同じ例である。
間人考
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
祖先の
土師
(
はじ
)
氏の時のままに、いつまでも葬儀を掌る家であったならば、いつの間にか夙の頭にされてしまったかもしれないのでありますが、早く転職した結果として、祖先以来の名家を辱しめず
特殊部落の成立沿革を略叙してその解放に及ぶ
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“土師”で始まる語句
土師部
土師人
土師物
土師連
土師臣中知