国主こくしゅ)” の例文
旧字:國主
目の寄る前途さきき抜けもせず、立寄ってくれたので、国主こくしゅ見出みいだされたほど、はじめ大喜びであったのが、あかりが消え、犬がえ、こうまた寒い風を、欠伸あくびで吸うようになっても
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
細川忠興ただおき忠利ただとしと、もう小倉城も二代にわたる国主こくしゅの府となっていた。
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)