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図太
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ずぶと
ふりがな文庫
“
図太
(
ずぶと
)” の例文
旧字:
圖太
公然と出入りしようという
図太
(
ずぶと
)
い
肚
(
はら
)
で来たのか、それとも本当に一言謝るつもりで来たのか、それは伊助の妾だった。
蛍
(新字新仮名)
/
織田作之助
(著)
「
彼奴
(
きゃつ
)
。どこまで
図太
(
ずぶと
)
い奴か底が知れん。莫大な代償を受取っておきながら、よくも
劉備
(
りゅうび
)
を
庇
(
かば
)
いだてして、無理押しつけな和睦などを酬いおったな」
三国志:04 草莽の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何たる
図太
(
ずぶと
)
さであろう、
其筋
(
そのすじ
)
の捜査を手ぬるしと考えたか、実に奇々怪々の手段を
弄
(
ろう
)
して、秘し隠しに隠すべき我が名を、「これを見よ、これでも君達は俺を
捕
(
つかま
)
えることが出来ぬのか」
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「君のように云うとつまり
図太
(
ずぶと
)
いのが悟ったのだね」
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
父の方はまだどこかに、老成した人間の自然に到る所の
図太
(
ずぶと
)
さを見せることもあるが、彼はまだそういう大きな世間というものと闘った経験がない。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
図
常用漢字
小2
部首:⼞
7画
太
常用漢字
小2
部首:⼤
4画
“図”で始まる語句
図
図々
図体
図星
図会
図書
図画
図柄
図面
図抜