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因襲
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いんしふ
ふりがな文庫
“
因襲
(
いんしふ
)” の例文
唯日本のパルナスは或
因襲
(
いんしふ
)
に
捉
(
とら
)
はれてゐる。たとへば詩人室生犀星氏の小説や戯曲を作る時にはそれ等は決して余技ではない。
文芸的な、余りに文芸的な
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
酒
(
さけ
)
が
煤
(
すゝ
)
けた
土瓶
(
どびん
)
で
沸
(
わ
)
かされた。
彼等
(
かれら
)
は
各自
(
かくじ
)
に
茶碗
(
ちやわん
)
へ
注
(
つ
)
いでぐいと
飮
(
の
)
んだ。
其處
(
そこ
)
には
燗
(
かん
)
の
加減
(
かげん
)
も
何
(
なに
)
も
無
(
な
)
かつた。
各自
(
かくじ
)
の
喉
(
のど
)
がそれを
要求
(
えうきう
)
するのではなくて一
種
(
しゆ
)
の
因襲
(
いんしふ
)
が
彼等
(
かれら
)
にそれを
強
(
し
)
ひるのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“因襲”の意味
《名詞》
古来伝わる習慣。
(出典:Wiktionary)
因
常用漢字
小5
部首:⼞
6画
襲
常用漢字
中学
部首:⾐
22画
“因襲”で始まる語句
因襲的