トップ
>
喝破
>
かつぱ
ふりがな文庫
“
喝破
(
かつぱ
)” の例文
子爵といふ金箔を
塗
(
ぬ
)
ツて社會に立たうと思はぬといふのを
冒頭
(
のつけ
)
にして、彼の如き事情の下に生まれた子は、親の命令に服從する義務が無いと
喝破
(
かつぱ
)
し
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
滝田樗陰
(
たちたちよいん
)
君の如きも、上から下までずつと眼をやつて、「いけませんな」と
喝破
(
かつぱ
)
してしまつた。
鑑定
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
道人はこれをほんたうの手習ひと称し、世間でいふ手習ひは目習ひにすぎぬと
喝破
(
かつぱ
)
した。
秋艸道人の書について
(新字旧仮名)
/
吉野秀雄
(著)
加藤弘之氏が「真政大意」を作りて人民参政の権利を以て自然の約束に
出
(
い
)
でたりと論じ、福沢諭吉氏が西洋事情世界
国尽
(
くにづく
)
しの如き平民的文学を
創
(
はじ
)
めて天は人の上に人を作らずと
喝破
(
かつぱ
)
せしが如き
明治文学史
(新字旧仮名)
/
山路愛山
(著)
「君の着物は相不変遊んでゐるぢやないか」と
喝破
(
かつぱ
)
した。
着物
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“喝破”の意味
《名詞》
喝破(かっぱ)
大声で他人の意見を説き破ること。
まちがいを排し、真理を明らかにすること。
(出典:Wiktionary)
喝
常用漢字
中学
部首:⼝
11画
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
“喝”で始まる語句
喝采
喝
喝釆
喝食
喝棒
喝声
喝散
喝殺
喝退
喝采組