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唐墨
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とうぼく
幸い持合せの
些泥臭いが見かけは立派な
円筒形の大きな
舶来唐墨があったので、
快く用立てた。今夜見れば
墨痕美わしく「
彰忠」の二字に
化って居る。
中村さんの『墨色図鑑』には、
唐墨の思わず眼をみはるような美しい墨色がいくつも
載っていた。
「ごく良い
唐墨を使っている人間の仕業だ、——それッ」
“唐墨”の意味
《名詞》
(とうぼく、からすみ)中国でつくられた墨。
(からすみ、語義1に形が似ることから)ボラの卵巣を塩漬け後、干し固めた食品。
(出典:Wiktionary)