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品評
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しなさだめ
ふりがな文庫
“
品評
(
しなさだめ
)” の例文
現代の人がよく、桃井、千葉、斎藤の三道場の
品評
(
しなさだめ
)
をしたがるが、それとても、
素人
(
しろうと
)
が格段をつけたがるほど、優劣があるべきはずはないという。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
女たちは、そこに置き忘れて行った敷島を吸いながら、客の
品評
(
しなさだめ
)
などをし合っていた。この女たちも方々を
渉
(
わた
)
り歩いて、いろいろの男を知っていた。
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
いまの能の
品評
(
しなさだめ
)
やする、ごうごうと鳴る客の中を、勢いよく売ありきて、やがてわが居たる
桟敷
(
さじき
)
に
来
(
きた
)
りて
照葉狂言
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何の
品評
(
しなさだめ
)
をしているのか、静には、その心が
酌
(
く
)
めなかった。
日本名婦伝:静御前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その前に
佇
(
たたず
)
んだ数人の男女、役者の
品評
(
しなさだめ
)
に余念がない。
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
あのお嬢様より
侍女
(
こしもと
)
の方が美しい、奥様のうちでは身分は少し軽いけれども、結局あの奥様がいちばんの
別嬪
(
べっぴん
)
だなどと、
品評
(
しなさだめ
)
をしていたのがこの時
大菩薩峠:14 お銀様の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
お島と
対
(
つい
)
の着物をお花に
拵
(
こしら
)
えるために、そこへ反物屋を呼んで、
柄
(
がら
)
の
品評
(
しなさだめ
)
をしたりしたが、仕立あがった着物を着せられた二人の娘は、近所の人の目には、
双児
(
ふたご
)
としかみえなかった。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
“品評”の意味
《名詞》
品評(ひんぴょう)
物品や物事の優劣などを評して定めること。
(出典:Wiktionary)
品
常用漢字
小3
部首:⼝
9画
評
常用漢字
小5
部首:⾔
12画
“品評”で始まる語句
品評会